詞・曲:頭慢
海岸を二人歩いてた
潮風の香りと砂を噛む靴の音
季節外れの海には誰もいなくて
どこまでも二人海辺を歩いてた
二人ではしゃいだ頃もあったよね
遠い未来の景色さえそこにあった
何処からか聞こえるラジオの音に
あなたは少し顔を硬らせた
たくさんの人が語るたくさんの未来に
あなたは惑わされて迷路の中
僕はといえばただひたすらに
傘も持たずに雨を待っていた
海岸をひとり歩いてる
あの日から遠い場所の珊瑚の海は
二人で歩いてた海とつながってる
僕がだけがまだ海辺を歩いてる
海の水をコップに汲み上げて
そこに何が含まれてるか確かめてみようか
そんな現実に夢中になれば
信じるものも見つかったかも知れない
たくさんの人が語るたくさんの未来は
通り過ぎた後に確かめればいいのに
記憶も霞んで覚えているのは
取り留めない昔話をしたこと
海岸をひとり歩いてる
あの日から遠い場所の珊瑚の海は
二人で歩いてた海とつながってる
僕がだけがまだ海辺を歩いてる