終らない夏の終り

詞・曲:頭慢

風の向きが変わって
南の島にも秋が来たことを知る
いつまでも続くと思っていた夏の終り

テリハボクの葉陰で
北の街で生まれ育ったあなたと
いつのまにか心よりそっていた夏の初め

ひと夏の恋なんて もう若くもない男と女
将来のこともあぶくのような夢を追えもしない

それでも俺がはぐらかすようなこと言えば
あなたは泣いてしまうかな
二人とも青春の季節を疾うに過ぎても
夏の終わりは終わらない

アダンの茂みをぬけて
着いたビーチに置きざらしのカヤック
いつまでも続くと思っていた夏の終り

少しぶっきらぼうに
返事を返したことを後悔して
いつのまにか気になってしまってた夏の初め

夏休みのドリルは もう子供じゃない男と女
バナナシェイクの上に描く言葉を選べない

それでも俺がつないだ手を握り返さなければ
あなたは焦りだすのかな
二人とも青春の季節を疾うに過ぎても
夏の終わりは終わらない

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