少年少女

詞・曲:頭慢

あなたの中の少女と わたしの中の少年が
ふたたび初恋に落ちる そんなことがあってもいい

登れそうな崖を見つければつい
そこを登りたくなる
それは子供の頃の恐れを知らない
冒険者のように

日々のなりわいの中ではつい
選ぶのはいつもの道
それは立場やしがらみの社会で
仕方のないことだが

あなたの中の少女と わたしの中の少年が
ふたたび初恋に落ちる そんなことがあってもいい

少年はとても老い易い
自ら選ぶ過ち
冒険を失って頭の中にある泉の
水を閉じてしまった

少女のような気持ちでいつもとは
違うシャツを買う
小さな冒険で少しのときめきで
今日は少し子供に還える

あなたの中の少女と わたしの中の少年が
ふたたび初恋に落ちる そんなことがあってもいい

いくつになっても少女で いくつになっても少年で
年月を置き去りにして 季節はまた甦る

あなたの中の少女と わたしの中の少年が
ふたたび初恋に落ちる そんなことがあってもいい

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