クリスマスはなんかウキウキ

作詞・曲:頭慢

クリスマスはなんかウキウキ
クリスマスはなんかウキウキ

恋人が居るひとも
別れたばかりのひとも
今はちょっとだけ恋に疲れて
お休みをしているひとも

キリスト教徒のひとも
ブッディストのひとも
神様なんて信じられなくて
むしろ自分が神様のひとも

まちにくりだしてみれば
きっと世界中に幸せがくる
きっと私だけにすてきな幸せが来る

クリスマスはなんかウキウキ
クリスマスはなんかウキウキ
プレゼントもらえちゃうかも
プレゼントあげられるかも

約束がある人も
今日の予定が無いひとも
子供の頃の約束を
ふと思い出したひとも

コスプレしちゃってみよう
白いヒゲをはやそう
トナカイになって誰かを何処かに連れてこう

クリスマスはなんかウキウキ
クリスマスはなんかウキウキ
何かいいことありそう
何かいいことあるかも

肉を食え

詞・曲:頭慢

こんな店を選ぶなんて
お前にしては上出来じゃないか
酒とつまみだけの店だったら
あんまりだもんな
しっかりと肉も食える
話はそれからだ

昔からおまえはどうしようもないやつだけど
悩みがあるからと呼び出す相手が
あたしだなんてやっぱり
今でもどうしようもないな
まあしっかりと肉を食え
話はそれからだ

この店はちょうどいい明るさで
いい音量で音楽が流れてる
なにお前も初めて来た店だって
あいかわらずなやつだ
でもしっかりと肉も食える
話はそれからだ

お前とは何年来のつきあいだ
恋人だったこともあったよな
あんなに争い合ったこともあったかな
今ではどうしようもないな
まあしっかりと肉を食え
話はそれからだ

たぶんおまえはきっと
色んな事を話したくて
そしておまえの話は
くたびれきった頭の中の
おまえだけの理の中の
作りごとなんだろうさ
それでもやっぱり色んな事が
話し手もまだ足りなくて

話しているうちにまた
色んな事が浮かんできて
それもまたおまえの理の中の
話でしかなくて
だからとりあえず肉を食え
話はそれからだ

37兆2千億の声

詞・曲:頭慢

こんな誰もいない海に来ると
身体中の細胞がさわぐ
人工的なもの何一つない
見渡すかぎり海と空

さわがしい都会のビルを抜けて
吹く風はここまで届かない
なのに私の中にはまだ
都会の匂いが染み付いてるんだろうか

こんな海で
人に遇うなんて
あなたと出会うなんて

ああ、この人をずっと愛していいですかと
37兆2千億の声に耳を傾けてみる

あなたと言葉を交わすと
身体中の細胞が震える
本当は言葉なんていらない
今すぐに震えて触れ合いたい

こんな場所で
ひとりで居ること
ドギマギと言い訳をして

ああ、この人をずっと愛していいですかと
37兆2千億の声に耳を傾けてみる
37兆2千億の声に耳を傾けてみる

持物検査

詞・曲:頭慢

あなたが持っているものは
ポケットの中の小銭と
うちに入ための鍵と
誰かと話すスマートフォン

あなたが持ってるものは
液晶画面の残高
使ったことの無い傘と
時間を切り取るカメラ

なんですかそれだけじゃないでしょ
なんですか数え切れないでしょ
たくさんのものを持ってても
まだ欲しいものがありますか

立入禁止と書かれた
そこは誰かの私有地
地球に印をつけても
烏が舞い降りて去ってゆく

お家の中にあるものは
中くらいの大きさの冷蔵庫
つけたことの無いテレビと
昔拾った扇風機

心の中にあるものは
大切にしてる思い出と
思い出せないトラウマと
どうでもいいよな知識

I Understand 理解できました
Understood 持ち物検査で
たくさんのものを持ってても
まだ欲しいものがあるでしょ

ある日悪い宇宙人が
地球を下さいと言ってきたら
79億分1くらいなら
地球をあげますと言えますか

いつかそれは遠くない未来に
あなたもこの世から居なくなるんだよ
その時に同時ににあなたの
持ってるものもなくなっちゃうんだよ
だったら今のうちにあなたの
持ってるものがなくなって
あまり変わりは無いんじない
すべてのものは借り物なんじゃない
だから私はあなたのものです

アフリカの風

詞・曲:頭慢

君がどうしても行くというのなら 僕は止めはしないけれど
君が一体どこに向かうのか 僕にわからないんだ

愛し合ってた気持ちが少 しは薄れてきたとしても
君とならいついつまででも うまくやれると思ってたんだ

アフリカから吹いた風が ユーラシア大陸を越えて
たどり着いた約束の地が この場所なのに

君は人は動くことが 大切なことと言うけれども
立ち止まってわかることも あるんだよと教えてあげたい

君はきっとヒマラヤ山脈の 北を廻って来たの
南廻りで来た僕と ここで会えたというのに

縄文時代の気持ちになって 一万年前を振り返れば
立ち止まっていることだって それはきっと冒険なんだよ

アフリカから吹いた風が ユーラシア大陸を越えて
たどり着いた約束の地が この場所だというのに

君は大きなスーツケースに お気に入りだけ詰め込んで
荷造りする後ろ姿 がとても愛おしく思えるんだ

きっとそれを何度も思い出すんだろう
アフリカからの風に吹かれて