ゆらぎの彼女

詞・曲:頭慢

あの子が防波堤の上で
踊るダンスを見たことがあるかい
誰だってそれに見惚れて
現実と非現実のゆらぎにゆれてしまうよ

近づいたら分からない
地図で見た海岸線は
波打ち際の寄せる波
彼女に近づいたら彼女のことはわからない

南の島の海へ行ったら
サンゴの海で泳ぐのは後にして
彼女の姿を探してごらん

彼女のダンス 防波堤のダンス
ゆらぎのダンス 潮風にダンス
彼女のダンス 波しぶきダンス
サンゴのダンス 貝殻のダンス

あの子の噂話を
誰かに聞いたことがあるかい
地球で一人きりになっても
誰かに見せるために踊り続けるだろう

ゆらぎでできた世界
粒子と波動の二重生活
存在は確率でしかわからない
鼓動は頸動脈と肺と腎臓でゆらいでる

南の島の海へ行ったら
イグアナを見つけるのは後にして
サイダーのような衣装を探してごらん

彼女のダンス 砂浜のダンス
ゆらぎのダンス 海鳴りのダンス
彼女のダンス さざ波のダンス
リーフのダンス 紺碧のダンス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です