石敢當

詞・曲:頭慢

南の島で生まれて南の島でそだった
今もこの小さな島でひとり暮らしている
コンビニもイオンもツタヤもあるけど
まるで都会の真似事の田舎のような街

たくさんの観光客が訪れる島
その中にあの人あの人と出会った

リゾートホテル近くの誰もいない浜辺で
そっとはじめてのはじめてのキッスをした

南の島で生まれて南の島でそだった
島の外には一度も出た事がない私
つぎに来るのはいつ何度もLINEの文字を
指でたどるだけの哀しい一方通行

たくさんの観光客が訪れる島
毎年あの人あの人と会う日を待ってる

だけどもわかっているの私をこの島から
あの人が連れ出してくれる日は来ないだろう
誘っても私の部屋に来てくれないあの人
なぜなら私の家につづく角には石敢當

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