詞・曲:頭慢
明け方に見た夢の中で あの時さよならをしたあの人が
知らない街で 誰かの後ろ姿を見送っていた
日々はなにかを選ぶことの いつもいつもいつもその繰り返し
そうして選ばなかった世界がまたひとつできあがる
でももしかしたら様々な未来は人の心の奥にあって
いま目の前にひろがる海はただひとつの海かも知れないなんて
それならば息を止めてこの海に心の全てゆだねれば
別の世界に住む僕やあなたと ふと出会えるかも知れないなんて
選ばなかった未来に 今存在している僕よ
あなたの暮らしはどうですか 僕と同じくらいに幸せに生きてますか
あの日からあなたは知らない 僕があなたの知らない誰かと
ふるさとを離れてこんな場所に暮らしていることも
同じように僕は知らない 違う道を選んだ僕が
別の世界のどこかであなたと一緒になっていることも
選ばなかった未来に 今存在している僕よ
あなたの暮らしはどうですか 僕と同じくらいに幸せに生きてますか
きっと世界中の人の心の奥は深い場所でつながってて
僕の全然知らない世界も 時空をこえてつながってて
それならばこころの海の奥をどこまでもたどってゆけば
別の世界に住む僕やあなたとまた出会うかも知れないねなんて
選ばなかった未来の 今日の天気はどうですか
今はめぐりあうことも無いけど また今日も一日 好い日でありますように
選択は決して自分の将来を決めることではなくて
限りない多重世界をまたひとつ生成してゆくこと
その世界に新たな 意思を持って生きるとき
周囲の世界は新たな 意思と共に 生まれる
そして大丈夫あなたが 選ばなかった世界も
ちゃんと存在していてあの子もそこで暮らしているから
選ばなかった未来の 今日の天気はどうですか
あなたの暮らしはどうですか 僕と同じくらいに幸せに生きてますか