詞・曲:頭慢
窓ガラスの向こうに冬の雨
ぼんやり遠くを見てる
赤瓦の下月桃の葉に
雫が落ちてゆれてる
どうしてだろうふいに昔の
記憶がよみがえる
それは私が生まれ育った
山並みに囲まれた町
あなたと初めて 手と手つないで
歩いた初市の日の
帰り道に降り始めた雪が
記憶の中でゆれてる
思い出はもう幻になる
だんだん幻に
窓の向こうの景色もいつか
幻のように見えてくる
今はこの島に暮らして
自分の居場所も見つけたけど
変わらないもの
窓の向こうは幻になる
幻を重ねて
幻の中あの人とまた
めぐり合いたい
幻の中南の島に
南の島に雪が降る