詞・曲:頭慢
灰色した街の生活に疲れて
やすらぎを探して南の島へ
知る人もない場所で暮らし始めた
独りには広すぎるメゾンココナッツ
季節がいくつか巡り
仕事にも慣れたころ
いつもの帰り道にふと気づいたのは
旅人で賑わう南の島で
旅人になれない自分がいる
何一つ不自由はないはずなのに
自由を持て余すメゾンココナッツ
ある日忘れたはずの
人の声が届く
震える心の奥に気づいたのは
この島の海さえ見たことない
リアルを見失った自分だった
最後の日初めて旅人になり
明日この部屋を出て都会に戻る
メゾンココナッツ