詞・曲:頭慢
君の欲しいものは本当に望むものなの
その欲望は誰かの手でつくられたものじゃない?
だけどひとはひとの模倣の中でしか生きられない
はるかはるかの昔から繰り返してきた営み
南からの風が海を集めて
北の街で降る雨が去った後で
街の木立の梢に残った一枚の枯葉が
風に震えるその音を聴け心を研ぎ澄まして
だけど君の欲しいものはきっと誰にもわからない
まだ見えないものは可能性の中でしか語れない
君の愛するひとが明日笑顔でいるために
今日を明日に、明日を明後日につなげてゆけたら
山の神はそっと地を震わせて
海の神がわずかに波を寄せる
祈りの声をいつかどこかの誰かに届けるために
鞄の中に何を残すかを選べる力を持て
街の木立の梢に残った一枚の枯葉が
風に震えるその音を聴け心を研ぎ澄まして
今の世界の梢に残った一枚の若葉の
遠い未来のその音を聴け心を研ぎ澄まして
君の愛するひとが明日笑顔でいるために