迷宮の国へ旅立つ

詞・曲:頭慢

please open your heart
please open your eyes
100万年つづいてた石器時代の眠り

それは、現実世界
それとも、認識世界
時間の音がする空間の絵を描いて

指の先に君の髪がふれたなら
言葉じゃないつながりを感じる
迷宮の国へと二人で旅立とう
明日の天気は僕らが決めるから

please open your heart
please open your eyes
100万年生きてきた石器時代のキオク

死んだ猫のことを一緒に考えよう
一万年前に猫は生まれた
迷宮の島へと船を漕ぎ出そう
よせる波に負けない力を持ってるから

時は有向線分
それともサークルゲーム
ヘルベチカの文字 コロブチカのダンス

please open your heart
please open your eyes
100万年生きてきた石器時代のキオク

スローにいきましょう

詞・曲:頭慢

スローライフスローライフ
肩の力を抜いて
スローライフスローライフ
ゆっくりと行きましょう

信号が点滅したら次を待ちましょう
それはきっと神様が立ち止まれと言ってる
スローライフスローライフ
そこに立ち止まって
スローライフスローライフ
考えることがある

電車のドアベルが鳴ったらわざとゆっくりと
走り出す人の背中を見送って歩きましょう
スローライフスローライフ
心に余裕を
スローライフスローライフ
あせらずに行きましょう

帰り道ときには別のルートをいきましょう
一番近い道だけが正しい道じゃない
スローライフスローライフ
違う道をたどれば
スローライフスローライフ
見えてくるものがある

誰かに作られた物語の中で
尽きることの無い欲望に追われるのはやめて
スローライフスローライフ
足るを知る者は富む
スローライフスローライフ
腹八分目医者いらず

その店は台東区蔵前4丁目
つかれた心をいつもいやしてくれる店
スローライフスローライフ
肩の力を抜いて
スローライフスローライフ
ゆっくりと行きましょう

等しく雨の降る街で

詞・曲:頭慢

前線の通過は天気予報よりも少し早くて
駅前にはもう雨が降り出した
雨は僕の体にも敷き詰めた石の歩道にも
等しい数だけ水の粒を落としてゆく

僕たちはそれぞれの幸せを願ってはいるが
君の幸せの形を僕に押し付けるのは止めてくれ
今すべての人が賛成の手を挙げたとしても
その考えが決して正しい事とは限らない

しあわせだとか正しさに
ありもしない名前をつけて
名前覚えることで
世の中をわかったような気持になるの

僕に降る雨もあの人の傘に降る雨も
みんなみんな同じ雨

今日の天気の気温と湿度と風向きの強さを
数字や記号で語ることにすっかり慣れてしまってる
五感で感じたことを言葉で確かめているなんて
きっとそこいらの野良猫にも笑われるような話さ

たとえ死ぬほど苦しくて
それでも変わろうとしないのは
同じであることが好きで
究極の数式に恋してるからなの

僕に降る雨も野良猫の上に降る雨も
みんなみんな同じ雨

みんなみんな同じ雨
Singin ih the rain・・・

僕に降る雨もあの人の傘に降る雨も
みんなみんな同じ雨

函館のおやぢ

詞・曲:頭慢

函館のおやぢは俺にカニを売る
やけに熱心に俺にカニを売る

兄ちゃん知ってるかい タラバガニは足が少ないんだぜ
カニは脱皮する直前が 身が詰まっててうまいんだ
ほら、このカニみそ付けて食ってみ カニみそ苦手だってうまいというぜ
松前漬けはどうだい ほっけはどうだい

函館のおやぢは俺にカニを売る
やけに熱心に俺にカニを売る

やけに親切そうにおやぢは語るが
おやぢにしてみればそれが商売
でも確かにカニはうまかった

函館のおやぢは俺に寿司を握る
手慣れた手つきで俺に寿司を握る

兄ちゃん北海道ぢゃさ サバは寿司屋にないんだよ
函館ならイカだろう イカソウメンはどうだい
ウニは季節だよ 生タラバガニもぷりぷりさ
直ぐに登別へ行くのかい あっちは山の上だから気候が違うよ

函館のおやぢは俺に寿司を握る
手慣れた手つきで俺に寿司を握る

やけに親切そうにおやぢは語るが
おやぢにしてみればそれが商売
でも確かに寿司はうまかった

あなたを追って蔵前

作詞・曲:頭慢

人混みの街であなたに似たひとを見かけた気がしたから
秋葉原で折り返して浅草橋駅に降り立った
終わった恋の未練を占って
駅前宝クジを連番3枚
あなたを追って江戸通りを歩いてゆけば
そこは蔵前
あなたを追って蔵前

あなたの行方はこちらの方だと犬猫なみの私の嗅覚
蔵前一丁目交差点折れて鳥越神社の方へ
おみくじ引こうと思ったけれど
社務所はつめたく閉ざされていたわ
あなたを探して蔵前橋通り引き返せば
ここは蔵前
あなたを追って蔵前

あなたに一目会いたいなんて歌の歌詞にもよくあるけれど
本当は会っても何にもならないかえって修羅場になるだけ
あせる心が落ち着いてきたから
一人お酒でも飲みたい気分
見つけた看板気持ちにぴったりスローライフ
ここは蔵前
あなたを追って蔵前

扉を開けば
あなたが・・なんてまだ期待してる