世の中の全ての事がわかるかい

詞・曲:頭慢

夕食時に妻が僕に言う
あったかい部屋で美味しい物を
食べていれば争いは起きないと
それは本当だろうか

平和や経済や平等よりも
大切なものを持ってる人がいる
そういう考えを持つ人を目の当たりにしたら
「みんなちがって、みんないい」と言ってられるだろうか

少しずつ少しずつ高みを目指して行く
たとえ明日死ぬとわかってても
100年後の自分を目指して
・・少しずつ高みを目指して行く

昔、こんな話を聞いたことがある
一生かかってもすべての本を
読みつくせないと気づいたとき、もう
本を読むのをやめてしまった人がいたこと

でも、世の中は○か×じゃない
そして、「ゆく川の流れは絶えずして・・」
だから、明日からすべてを変えてしまえという人を
僕は信用しない

少しずつ少しずつ高みを目指して行く
たとえ明日世界が滅ぶとも
100年後の自分を目指して
・・少しずつ高みを目指して行く

一緒に生きる

詞・曲:頭慢

初めて会った頃のこと覚えてるかい
二人ともやけに大胆な気持ちだったね

翼を失った悲しみに囚われの身の
お姫様に届けたいあの日の気持ち

君と暮らし始めた頃に言われた言葉
一緒に暮らしていくんだからと
それに少なからず動揺したんだよ
俺は今まで誰かと生きてなかった

男の子は女の子を守らなくちゃね
子供の頃に読んだ小説のまま

誰もが心の奥に持ってる神様を
いつか君が思い出すときを待っている

君と暮らし始めてもう四半世紀過ぎ
なのに今でも新鮮なまま
それはわかり合えないことを知っているから
ごまかしじゃ無く今でも真剣なんだ

例えばこの国の未来を考える事と
二人の将来を考える事とは同じだと思う

君と暮らし始めた頃に言われた言葉
一緒に暮らしていくんだからと
それに少なからず動揺したんだよ
俺は今まで誰かと生きてなかった

あなたが歌を歌えるなら歌を歌うべきだと思う

詞・曲:頭慢

あなたが歌を歌えるなら歌を歌うべきだと思う
あなたが歌を作れるなら歌を作るべきだと思う

不安をあおって、疑心暗鬼をそだてて
テレビやネットは暗い顔ばかり増やしてる
そうすることできっと誰かが得をしてる
被害者のふりでそれに加担するのはやめませんか

あなたが歌を歌えるなら歌を歌うべきだと思う
あなたが歌を作れるなら歌を作るべきだと思う

産業革命が18世紀イギリスで起きて
元禄時代に貨幣経済が日本で活発になって
最少のコストで最大の利益を
それですべてを語る人を僕は憎もう

あなたが絵を描けるのなら絵を描くべきだと思う
あなたが詩を語れるなら詩を書くべきだと思う

子供の頃に読んだ漫画の中では
人類の天敵があらわれてみんなを襲っていた
草原をゆくヌーのように溺れてくレミングのように
自ら組み込んだバルスを唱える前に

あなたがギターを弾けるならギターを弾くべきだと思う
あなたがピアノを弾けるのならピアノを弾くべきだと思う

あなたが歌を歌えるなら歌を歌うべきだと思う
あなたが歌を作れるなら歌を作るべきだと思う

シュレーディンガーの猫

詞・曲:頭慢

たぶんね たぶんね たぶんね きっとね あなたがいつも
大切にしてる かけがえない自分のアイデンティティなんて
思い込みだけのもの本当はみんな同じ
心の奥ではすべてが繋がってる

晴れた日の午後には世界征服しよう
ひとのこころの向こう側にあるマンダラを解いたなら
僕は無敵にになるあなただってそうさ
口笛吹いて街を歩けば世界征服は近い

それはね たまたま たまたま たまたま 偶然なこと
自分を自分と思っているのは 偶然なこと
おおいなる世界からの吹く風を受け止める
水面のような一瞬のことが自分

晴れた日の午後には世界征服しよう
ひとや全てのものを包み込む理に気づいたら
僕は無敵にになるあなただってそうさ
おなかがすいて家に帰れば世界征服は近い

シュレーディンガーの猫の話を知っているかい
箱の中の猫が死んでるか生きているかは この僕が決められる

晴れた日の午後には世界征服しよう
ひとのこころの向こう側にあるマンダラを解いたなら
僕は無敵にになるあなただってそうさ
口笛吹いて街を歩けば世界征服は近い

広い宇宙を動かしている猫と一つになれるよ

台風が来れば

詞・曲:頭慢

台風が来れば 僕らは自然と血が騒ぐ
コルチゾールが分泌されて 身体は警戒態勢
周りの人達も皆同んなじ気持ちだから
共鳴して高揚する心が増幅してゆく

ざわざわざわ
ざわざわざわ

電車の中では 騒ぐ心を押し殺して
希薄な空気の中で 僕らは黙り込む
隣の人とは重大なテリトリー侵犯
だから僕は急いでそこを逃れたい

ざわざわざわ
ざわざわざわ

セロトニンが足りないよ
もう限界原形質分離

逃げる場所はどこなんだ
ヘクトパスカルが襲ってくる

ざわざわざわ ざわざわざわ
ざわざわざわ ざわざわざわ