ヤギのお母さん

詞・曲:頭慢

わたしはヤギのお母さん
ヒゲが生えてるけどお母さん
娘は可愛い子ヤギです
娘はわたしに似て器量好し

わたしはヤギのお母さん
南の島に暮らしてます
太陽の光をいっぱい浴びて
娘と2人で暮らしてます

お父さんはもう居ないけど
娘は優しい飼い主さんが大好き

わたしはヤギのお母さん
草をいっぱい食べて太り気味
娘は可愛い子ヤギです
草をいっぱい食べて育ちます

今日は飼い主さんのお家で
なにやらお祝いごとがあるそうな

わたしはヤギのお母さん
娘のことをよろしくね
わたしはヤギのお母さん
後のことは頼みます

さよならメゾンココナッツ

詞・曲:頭慢

灰色した街の生活に疲れて
やすらぎを探して南の島へ
知る人もない場所で暮らし始めた
独りには広すぎるメゾンココナッツ

季節がいくつか巡り
仕事にも慣れたころ
いつもの帰り道にふと気づいたのは

旅人で賑わう南の島で
旅人になれない自分がいる

何一つ不自由はないはずなのに
自由を持て余すメゾンココナッツ

ある日忘れたはずの
人の声が届く
震える心の奥に気づいたのは

この島の海さえ見たことない
リアルを見失った自分だった
最後の日初めて旅人になり
明日この部屋を出て都会に戻る
メゾンココナッツ

 

渚に風

詞・曲:頭慢

南の海 一人旅で
白いビーチチェア 微睡む午後

君がもしも 一緒に居たら
想像して 薄眼を開ける

生まれてきた偶然を受け入れるだけの僕と
生きているわけを捜しつづけた君だった

渚に風 潮の匂い
どうして僕はここにいるのだろう
波の音に 吸い込まれた
君の気配をどこかにさがしてる

リゾートホテル シーズンオフ
楽しそうな 家族の声

海の向こうに魂の向かう場所があるのなら
僕は常世と現世の境界線にいる

渚に風 海から吹く
いつまで僕はここにいられるだろう
ファインダーに時が止まり
君のキオクの欠片をたどってる

渚に風 の匂い
どうして僕はここにいるのだろう
波の音に 吸い込まれた
君の気配をどこかにさがしてる

 

To What do I belong?

詞・曲:頭慢

潮風に吹かれながら考える
僕は何処から来て何処へ行くのか

寄せる波の泡がカラカラ砂を転がして
僕たちは何処から来て何処へ向かうのか

To What do I belong?
Where do I belong?
How, To Whom do I belong?
そして今ここにいる

昔もっと南の方から人がここに流れ着いた
そしてすでにここにあった山や海を畏れそして禱った

昔ここにたどり着いた人々が見つけたもの
きっと言葉では語れないものだから語らない

To What do I belong?
Where do I belong?
How, To Whom do I belong?
そして今ここで歌ってる

僕たちは所詮遺伝子の乗り物でしかないのかい
それを疑うことすら脳みそのトラップでしかないのかい

潮風に吹かれながら考える
僕は何処から来て何処へ行くのか
僕たちは何処から来て何処へ向かうのか